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生化学について

生体の恒常性の維持に必要な生体物質の構造と機能ならびにそれらの代謝に関する知識を習得する。

「自分とは何か」はすべての学問における普遍的な問題である。生化学では化学的基盤に立脚し、以下ののような視点から「自分とは何か」を考える学問です。
・生体を構成する物質についての学問領域(生体物質化学)
・生体を構成する物質の動的平衡についての学問領域(生体物質代謝)
により化学的基盤から「自分とは何か」「ヒトとは何か」「生命とは何か」を自分なりに考えてほしいと希望しています。
また、1個の受精卵から始まった「私」がどのようにして今の私になったのかを知るには「遺伝子→遺伝情報の発現」を知る必要があります(分子生物学)。これは、今日の私に至るまでの生命の継続・進化についても同様です。「どうしてこんな自分になったか」を考えていただきたいと思います。
さらに、こうした理解は疾患を「自分とは何か」「どうしてこんな自分になったか」の異常としてとらえる(病態生化学)基盤となります。